非暴力平和隊・日本

「第7回非暴力連続講座の報告」

第7回非暴力連続講座「阿波根昌鴻の実践に学ぶ」が2月5日(土)に開かれました

ccc

資料として『花は土に咲く』3・4・5号(「財・わびあいの里」発行)が配布。阿波根さんの反戦活動を描いた『人間の住んでいる島』(1993)『阿波根昌鴻94歳・伊江島からのメーッセージ』(1997)(*各々32分・17分のビデオ)を上映し、沖縄県伊江島で阿波根さんから直接お話を聞いた経験のある、阿木幸男さんと大畑豊さんが、その記憶や思いを語りました。参加者は23名(主催者側を含む)。

△「第7回非暴力連続講座の報告」/TOPへもどる

○二人のお話は、興味深いエピソードに満ちていましたが、ここでは、ほんのいくつかを紹介し、阿波鴻さん(以下Aさんと略記)の“非凡”をお伝えできればと思います。(以下、内容要約です。)

  • Aさんは、アメリカ軍に接収された土地にはいり、米兵にバイブルを使って語りかけ、泡盛をふるまい、相手が眠ってしまうと、その間に、土に種を播く。春になるとそこが畑になる。毎年繰り返すと、畑の面積がだんだん増えていく・・・。――(阿木さん)
  • ぼろぼろの雑巾を誰かが捨てようとすると、ぼろ雑巾も最後は捨てられるのか・・、とそばでAさんがつぶやく。言われた人ははっとして、窓枠からのすきま風を防ぐために、捨てずに使うことにする。――(同)
  • Aさんは、たとえば、他人を批判しない、自分で考えることを大事にした。人生の最後期にあっても、反戦平和の話以外、しないすごい人だった。なぜこのような人ができたのかを、考えてみると、どうもその土地のエネルギー(仲間)が作ったとしか思えない。――(同)
  • 80年代、Aさんが85歳のとき会った。(これで会えないかもしれないという思いもあって、)懸命にメモをとっていたら、良く目で見て、耳で聴いて帰ってね、といわれた。――大畑さん)
  • Aさんがつくった、反戦資料館に、あるとき元アメリカ海兵隊員でヴェトナム帰還兵・いまは反戦平和活動をする、アレン・ネルソン氏を案内したら、館からすぐ出てきた。その理由は、そこに血の臭いがし、ヴェトナムの戦場を思い出させたからという。一見雑然とした展示のしかたであったが、そこは、“臭いをも伝える”資料館であった。――(大畑さん)

○参加者からは、以下のような意見。

  • 75%の米軍基地が沖縄に集中していることに、沖縄の人はヤマト(本土の人間)への怒りを表している。
  • Aさん著『命こそ宝』は、とりわけ素晴らしい本だ。

△「第7回非暴力連続講座の報告」/TOPへもどる

最後に、お知らせなど。

  • 今回はできなかった、“あたらしい試み”について(佐藤より):普段、非暴力にまつわる本や文章を読んで、疑問に感じたり、よく理解できないことがあったとき、それについてこの連続講座の場で、意見をかわせたらよいですね。そのような時間(20分くらい)を次回からとりたい。(たとえば、「異論〜反論〜Question」(?!)コーナーというのはいかが?)
  • ピースネットの青山さんから:1月の連続講座相談会でもみなで考えたが、いわゆる「非暴力」に変わる言葉をさがしたい! 「非暴力」という言葉で理解される内容は各人でそれぞれちがうし、もっといまの活動の中身を表現するのにふさわしい、ぴったりした言葉が欲しい。

以上。

△「第7回非暴力連続講座の報告」/TOPへもどる