非暴力平和隊・日本

スリランカ通信(32)2004.9.8

スリランカ通信32号/再度の変更:まるでピンポンのボールのように

2004年9月8日
大島みどり

この通信は私の個人的な感想や考えを述べたものであり、Nonviolent Peaceforceあるいは非暴力平和隊・日本の公式見解を示すものではありません。転載・転用をご希望の際は、筆者あてご連絡ください。

実はこのSL通信(32)は、「この夏のメーン・イベント(3)」として、そしておそらくマータラからの最後になる便りとして、すでに送信するだけになっていました。でもSL通信(31)をお送りしてあまりにすぐだったので、2〜3日待ってからにしようと思い、下書きのボックスに入れておいたのです。

ところが、その間に思いもかけないことが起こりました。それで、タイトルを変え、また内容も書き変えて、お送りする次第です。今晩お送りするまでに、これ以上変更がないとよいのですが・・・。まったく(大げさに言えば)何が起こるかわかったものではありません。そうした未知数の部分を楽しめなくてはやっていけませんね。

昨日の夕方、チーム・マネジャーのJanから電話がありました。そしてこの8月のNPSL(Nonviolent Peaceforce Sri Lanka Project)キャンディ・ミーティングから参加していた新しいメンバーのShobhaがNPを辞めることになったことを知りました。いろいろ複雑な事情があったようで、そうした詳細についてはわたしも説明を受けていませんが、とにかく苦しい決断の上、それが決まったそうです。それで、彼女が赴任予定だったJaffna(ジャフナ)にわたしが代わりに行けるかどうか、訊かれました。Jaffnaにいたふたりのメンバーがヴァルチェナイに移動した今、そこにはフィリピンからのSusan(スーザン)しかいません。

わたしは即座にOKしました。どこに行くかは、この場合たいした問題ではないからです。スリランカ・プロジェクトが行われている場所である以上、わたしはどこへでも行くつもりです。もちろん実際の活動場所(スリランカとかマータラとか)を選んで仕事をする場合もありますが、いまのわたしが選んだのはNPという組織で、実際の場所ではありません。Janが「まるでピンポン・ボールのように」と形容していましたが、宙に浮いたピンポン・ボールはじぶんが着地する場所を選べないのかもしれません。

今朝ジャフナのスーザンとも話したので、このわたしのジャフナ行きの件については、きょうの夕方くらいまでに、JanからNPSLの関係者宛てに、メールが流れるだろうと思います。オフィシャルに連絡が入れば、わたしもみなさまにこのメールをお送りできます。

いまの予定では、Frankがコロンボに到着する12日夜あるいは翌日に、彼とRita(いまヴァルチェナイにいます)、新しくマータラに赴任するKathy(いまはムトゥールを訪問中)がこちらに戻ってくることになっています。Ritaはすでに荷物を移動しているので、おそらく3日程度しかマータラに滞在せず、わたしとともに、15・16日ころ再度東部へ向かう予定です。ただ当初は、わたしと彼女は一緒にバンで移動するつもりだったのですが、ヴァルチェナイとジャフナでは場所が大分離れてしまったので、一緒の移動はないかもしれません。ジャフナは、コロンボからバンで行くには、12時間かかります。途中のチェック・ポイントの時間にうまく合わせないと、その日中にたどり着けないのです。

以下、ジャフナの新しい住所です。昨日はまだこれがムトゥールだったと思うと、なんだか不思議です。でも、マータラを去る前に、これがもう一度どこか別の場所に変わっても、どうかみなさま驚かないでください。(そんなことはないと思いますが)それでも、マータラを出発する前にそれがわかれば、せめてもの救いというものです。

NP Jaffna:
28 Fourth Cross Street, Jaffna
Office phone:021-222-7571
(わたしの携帯は同じ番号です。)

それではみなさま、日本はまだまだ残暑が厳しい季節かもしれませんが、「去り行く夏」をどうか楽しんでお過ごしください。(ここには「去っていく」季節はありません。)

マータラにて
大島みどり

(最後の最後に体調を崩して10年ぶりの発熱にシンドイ思いをしています。直接・間接の原因がわかっているので、数日間辛抱するのみです。)

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