非暴力平和隊・日本

派遣者・野田 真紀のプロフィール

(派遣期間:2002年2月〜2003年2月)

1975年生まれ。
2000年12月にアメリカ合衆国・カリフォルニア州にあるモントレー国際大学(Monterey Institute of International Studies)を卒業。国際政策の修士号をとる。
在学中は、人権・開発、特に子供の人権に関しての研究を行う。アメリカ合衆国での就職活動時に、PBIの存在をインターネットにて知る。

インドネシア・プロジェクトに応募し、2001年6月にカナダで行われたトレーニングに参加。
トレーニング終了後日本に帰国して、インドネシア・プロジェクトに参加するためのサポートグループ作りと資金調達を行い、2002年2月初めにインドネシアへ渡る。

本人が語るプロジェクト参加の動機

「非暴力・非武装」で紛争解決はできるのか? この疑問を、自分で確かめに行きたい、というのが動機の一つです。PBIが行っている紛争解決の方法は、私が求めるものです。武力での紛争解決も一つの方法として取られていますが、本当の意味での紛争解決につながっているとは思いません。

PBIの活動は、情勢をすぐに変えるほど大きな効力はもっていないのかもしれませんが、確かな手法をもって活動を続けていれば、いずれ成果は表れてくると信じています。そういった意味で、今回活動に参加してみて、自分でそれを確かめ、経験したいと思っています。そしてこの経験を生かして、世界の人権・開発の分野でキャリアを積んでいきたい、と考えています。大学院で、知識を蓄えることができたと思いますが、それを実践で活かしていません。実際の場に出ると、知識だけでは手におえない問題が出てくると思います。そういったことからも、今回の活動への参加で、いろいろなことを学びたいと思っています。

*2002年1月23日毎日新聞「ひと」欄にて野田 真紀さんが取り上げられました。