非暴力平和隊・日本

野田真紀インドネシアレポート:No.1

No.1 2002年2月20日

Apa Kabar?(皆さんいかがお過ごしでしょうか?)

私は、2月3日に日本を発ちまして、無事にジャカルタに到着し、今は、ジャカルタから電車で東に8時間ほど行った、ジョグジャ(Yogyakarta)という町にて、語学学校に通っております。毎日、4時間の個人レッスンを受けています。

皆様もご周知のとおり、インドネシアは洪水の被害が多発しております。特にジャカルタは状況が悪化しています。私がジャカルタに到着した日は、幸いにも空港から市内までの道が開通しておりましたが、到着の日が早まっていたら、空港で足止めになっているところでした。空港では、PBIのスタッフが待っていてくれまして、PBIのジャカルタオフィスに無事に到着することができました。市内は、色々なところが水浸しで、道路も閉鎖されているところがたくさんありました。

2月4日に日本大使館に参りまして、在住の手続きを済ませました。大使館の方はとても良い方で、これからの私の活動の内容もご説明しましたら、私の安否を気遣っていただきまして、これからも頻繁に連絡をとるようにということでした。

2月5日にジャカルタを発ちまして、ジョグジャにやってきました。この街は、学生の町であり、また美しいビーチもあることから、たくさんの観光客の方が来るそうです。私が、ホームステイしているところから、ビーチまでは少し距離がありますので、まだ行っていませんが、今週末にでも、行ってみようと思っております。

今インドネシアは雨季なので、毎日のように雨が降っています。しかし困ったことに、いつ降るのかが定かではないのです。朝はとても晴れていた、と思っても、急に雲行きが怪しくなり、突然土砂降りになったりします。土砂降りになってしまったら、傘はほとんど役目を果たさなくなるので、とりあえず雨宿りをします。たいてい、20から30分で止むことが多いので。また、雷がすごい!雷の音でびっくりすることは今までなかったのですが、ここに来て、雷の音に何度驚かされたことか…

語学学校には、PBIからほかに3人ボランティアがインドネシア語のレッスンを受けに来ています。ソフィー(フランス人)、ウリ(ドイツ人)、それとサナ(スウェーデン人)です。英語で話すことが多いのですが、せめて学校にいる間はインドネシア語を使おうということに決めました。私以外は、結構話せるので、私は何とか追いつこうとがんばっていますが、なかなか… ホームステイ先の婦人はとても良い方で、私のつたないインドネシア語を、一生懸命理解しようとしてくれます。

ここには、2-3ヶ月滞在となる予定です。すべては、私のインドネシア語の習得力次第ですね。ここにいる間は、PBIの活動には参加できませんので、このインドネシア便りもしばらくは、インドネシアの観光案内となってしまいそうですね。(笑)

PBIの最近の動きですが、アチェチームに一人またボランティアが参加しました。アネッテ(オランダ人)の方です。彼女には、ジャカルタに居る時にお世話になりました。最近、また護衛的同伴をする団体が1つ増えましたし、GAMの司令官が代わったことなどで、情勢が少し変化しているようです。とはいっても、ボランティアたちは活動を継続しております。また、今月末までにはあと少なくとも2人の新しいボランティアがこのジョグジャにインドネシア語習得にやってきます。私以外は、ルクセンブルグでのトレーニング参加者です。カナダでのトレーニング参加者は、今アチェにいるアナ、と私だけですね。3月以降も、また新しいボランティアたちがやってくる予定になっています。

4月には、オーストラリアでPBIのインドネシアプロジェクトのトレーニングが行われることになっております。

それでは、また。

野田 真紀

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