非暴力平和隊・日本

野田真紀インドネシアレポート:No.2

No.2 2002年3月2日

Apa Kabar? サポートグループの皆様、いかがお過ごしでしょうか?

3月になりました。こちらに来て、ほぼ1ヶ月がたちます。早いものですね。語学学校のほうは、順調に進んでいます。思ったよりもインドネシア語をマスターすることがとても大変で、四苦八苦しております。とはいっても、毎日使わなければならない、という状況にいるほうが上達は早いですよね。

先週末に新しいホームステイ先に移ったのですが、また来週頭に引越しです。これで3度目の引越しになります。今私が滞在しているお宅は、中国人系の家庭で、とても良い方達なのですが、犬が2匹います。犬はとても好きなのですが、動物の毛にアレルギー反応を起こす私には、ちょっと厳しい。ということで、また引越しです。

先週、PBIの新しいボランティアが、語学を学ぶためにジョグジャにやってきました。ナタリア、というルーマニア人の女性です。今月は、他に後3人来る予定です。みんな、ルクセンブルグでトレーニングを受けた方達です。語学を学びに来るボランティアは増えておりますが、今、アチェとジャカルタで活動をしている4人のメンバーが、3月で任期を終えるそうです。経験をつんだボランティアが離れていき、新しいボランティア達が続々とやってきて、新旧交代の時期なのでしょうか。

前回のインドネシア便りでは、インドネシアは雨季だとお話いたしましたが、2月の最後の週辺りから、まったく雨が降らなくなりました。とても暑い!こちらでは、お風呂に入ることを、“Mandi”(マンディ)と言いますが、1日に最低でも3回はマンディをしています。日本のお風呂と違うところは、まずお湯はありません。シャワーもありません。そして、あるのは水がめ。この水がめに水を常時溜めておいて、柄杓を使って水浴びです。始めは、少し抵抗がありましたが、今ではすっかり気に入っています。

それから、ビーチに行くということをお話したと思いますが、行ってきました。私が住んでいるところから、約1時間半、バスに乗っていきました。このバスは、ありとあらゆるところに止まってくれます。便利な反面、一向に前に進まないのが難点ですね。ビーチに行く前に、学校の先生や、ホームステイ先の夫人から「緑色の洋服を着ていってはいけません」と言われました。これは、この土地の人たちの迷信で、海の女神様は緑色の洋服を着ていて、ビーチに来た人が同じ緑色の服を着ているのは好まないため、大きな波を起こしてさらってしまう、ということでした。なかなか面白いエピソードではありませんか?ビーチで、緑色の服を着ている人は見かけませんでした。それに、このビーチは波が高すぎるため、「泳ぐな」という看板が立っていました。結局泳がずに、次の日にプールに行きました…
Batik(バティック)という染物がインドネシアでは有名です。マリオボロという繁華街に行くと、その通りの端から端までが、このバティックで染められた洋服や、タペストリー、そして絵などが売られています。各地域によって色合いが変わってくるらしく、ここジョグジャでは茶色、緑などを使ったバティックを良く見かけます。このバティックのやり方を学校で習えるというので、今週はそれに挑戦してみようと思っています。

それでは、また。

野田 真紀

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