非暴力平和隊・日本

野田真紀インドネシアレポート:No.7

No.7 2002年7月1日

Apa Kabar? Saya sekarang di Aceh. Sangat sibuk setiap hari!
(お元気でしょうか? 私は今、アチェに居ります。毎日とても忙しいです。)

アチェでの野田真紀さん

6月23日にジャカルタからアチェに移動しました。この一週間はとても忙しい日々が続きました。仕事場と、生活の場が同じ、というのはなかなか難しい環境であり、承知の上でこの仕事を選びましたが、気がつくと1日中仕事をしていることもしばしば。仕事と、自分の時間の区別をしっかりつけていくことが大切だとしみじみ感じます。今回のインドネシア便りでは、PBIアチェチームの一日の活動を皆さんに報告し、わたしのアチェでの生活模様をお伝えできればと思います。

8:00
起床 キッチンにて朝食の準備。Makan Pagi(朝食; コーンフレークとコーヒー)をもって2階のバルコニーへ。

8:30
Emailチェック係り(毎月交替)になったので、オフィスに行って、メールのチェック。重要なメールが届いていたら、他のチームメンバーに報告。

9:00
Mandi(シャワーを浴びる)

9:30
クライアント、LBH(法的援助を行う団体)とのミーティング。明日からの護衛的同伴(PA)を伴うField Tripの最終チェック。今回のPA Tripは西アチェ地区へクライアント共に行動。

10:30
オフィスに戻る。クライアント、RPUK(避難民、特に女性と子供、へ援助を提供する団体)護衛的同伴の依頼の電話。

10:40
緊急チームミーティング:PBIとしてどのようにRPUKの依頼に答えられるのかを論議。依頼内容に対して不明な点などをチーム全体で話し合い、チームメンバー2人がRPUKへ行くことに。

11:30
RPUKとのミーティング。

12:30
Makan Siang(昼食)PBIハウスの近くにあるWarung(食堂)にてMie Goreng(焼きそば)を購入。アチェの料理は全体的に辛い、でもとってもおいしい!昼食をとりながら、RPUKとのミーティングの内容を報告。

1:30
チームミーティング。LBHとのミーティングの内容報告。PA Tripに行くメンバーは最終準備に取り掛かる。他のメンバーはRPUKのPA依頼について引き続き論議。

2:00
SPKP(拷問を受けた人たちへの援助を行っている団体)のメンバーがPBIハウスを訪問。ミーティング中であったため、6時にこのメンバーとのミーティング設定。

4:00
チームミーティング終了。今後の仕事の分担し、私はPAリクエストの報告書を作成することに。

5:00
報告書作成終了! ジャカルタチームへ報告書をメールで送信するつもりが、Lampu Mati!!(停電)。仕事にならないので、散歩に出かける。

6:30
SPKPのメンバーが家に遊びに来る(勿論6時にミーティングを設定しても、インドネシアでは時間通りには行かない)。PAリクエストではなく、最近の団体の活動などについてPBIへ報告。

8:00
チームメンバーがパスタを料理。チームメンバー全員でバルコニーにてMakan Malam(夕食)をとる。仕事とは関係のない話をし始めるが、気がつくと仕事関係の話になっていた...

9:30
オフィスに行って、先に停電のため送れなかった報告書を送信。同じころ、プロジェクトコーディネーターのセリア(カナダ)が、私たちの活動状況を確認する電話をかけてきた。電話回線が確立されていないので、かなり聞き取りにくい。

10:00
やっと自分のために時間が取れる。音楽を聞きながら個人Emailのチェック。ちょうど他のメンバーもメールのチェックをしている。

11:00
Mandi(寝る前に汗を流さねば!)

11:30
Selamat Tidur(おやすみなさい)

と、色々なことが次から次へと起こっています。予定を組んでも、予定通りに行く日はなく、単調な日々という言葉はアチェチームにはありません。忙しいと共に、寝不足気味ですが、仕事を楽しんでいます。毎日色々なクラインとに会い、インドネシア語で会話し、彼らの経験、悩み、これからの方針などを聞いているのは、とても興味深いです。アチェの平和を願って非暴力で平和活動をしている人たちの勇気には本当に頭が下がります。

先日(日曜日)初の休暇が取れました。チームメンバーと共にビーチへ。こちらでは、泳ぐときにはTシャツを着ます。イスラム教徒が大半を占めるので、なるべく肌を見せないようにするのが公共の場でのマナー。Tシャツを着てジーンズをはいて泳ぐのは、かなり不思議な感じがしました。日曜日だったので、アチェの人たちも海水浴にきていましたが、地元の人曰く、紛争が激しくなってきているので、海水浴に来る人たちも減っているとか。とても素敵なビーチなのに...(写真参照)

ワールドカップも終わってしまいましたね。様々な人たちを楽しませてくれました。日本は開催国であったこともあって、かなり盛り上がっていたのでしょうね。日本に居れなかった事が少々残念。しかしながら両親や、私の友人のメールにも、ワールドカップの話題が満載だったので、日本の雰囲気を感じ取ることができました。

サポートグループの皆様、また新しくサポートグループに参加していただいた方々、もしインドネシア便りに対してご意見、ご要望がありましたら、メールにてお知らせください。

Sampai ketemu lagi(それでは、また)

野田 真紀

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