非暴力平和隊・日本

Rumors of Peace 2001〜2004:第12号(2003年12月)

2003年12月

親愛なるみなさん

2003年の終わりを迎えようとしている時、平和隊(NP)が理念から現実に如何に早く展開したかについて本当に驚いています。ほんの数年前までは平和隊は夢に過ぎませんでしたが、今年我々はスリランカでパイロットプロジェクトを始めました。平和隊のチームメンバーの一人、アンジェラ・ピノチェロ(Angela Pinochero)は最近、次のように書いて来ました。

“各フィールド・チームは全く異なった地域、異なった状況にあります。ここバチカロア地区では全てが混乱しています。バチカロアを離れられる人たちは既に去っています。私がここで出会った多くの人たちはこの島のどこからか止むを得ずここに来たのです。ある人達は休戦に大きな希望を持っており、ある人達は怯えており、どこに助けを求めて良いのか分からず、或いは誰かが助けてくれるとは思っていません。市民社会が戦争の最悪の時でも活動的であり続けたことは明らかですし、今でも、非常に活動的で積極的に関与しています。それと同時に、そうした活動や生活に対する障壁、取り分け、恐怖、暴力、厳しい弾圧があることも明らかです。一般の市民は引き続いて数えられないほどの人権のはなはだしい抑圧を強いられてきており、そして、ここ東部では一般市民は戦争の影響を感じ続けています。私は意図的に、この地域の状況についてあまりにも多くの結論付けを避けてきましたが、私は自分の単語から“どちらの側”という言葉を又、自分の心からその概念を取り除くことにしました。”

平和隊に寄付して頂いた貴方がた多くの方のお陰で、我々はスリランカのプロジェクトを立ち上げ、変化を生むことをスタートさせることができました。しかし、平和隊のチーム・メンバーが活動しているサイトでのプレゼンスと要員を増加させる目標を達成するには更に援助が必要です。来年の夏までにスリランカのチーム・メンバーを更に20人募集し、訓練し、サポートするには50万ドル以上のコストがかかります。我々はあなたの引き続いてのサポートを必要としています。どうか今日、寄付してください!

貴方方がおこなった全てのことに心からの感謝をこめて

メル・ダンカン
事務局長

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