非暴力平和隊・日本

「第2回 非暴力連続講座」の報告

7月3日・会場は文京シビックセンター・共催ピ−スネット。
講師は第1回に引き続き、非暴力トレーナーであり運営委員の阿木さん。
参加者は、18人+主催者側4人+講師の計23人。
この会で講師は、“参加型”の進行を採用。(偶然にも、会場の座席のつくりは、正方形で、参加型講座にぴったりでした。)
その模様を以下に少し詳しく紹介します。

  1. 最初に3人単位のグループで、自己紹介をしたのち、この日、何を知りたいかについて意見をだしてもらいました。そこで出たのは、
    1. 非暴力をどうとらえるか。
    2. 非暴力トレーニングとは、どういうものか。
    3. 非暴力をどう教育するか。
    4. イラクに非暴力でどのようにかかわるのか。
  2. これらについて、参加者が意見をだしあって考える時間をとりつつ、進行します。
     3・4については、話あうこと、愛情、人間のつながり、互いの違いをみとめあうこと、生の声をきくこと、情報収集、判断力を持つこと、等々、沢山の意見がでました。
    ちなみに講師の上記質問への答えを一部、紹介します。
    →1.1960−70年代の見える暴力から、80年代以降の見えない暴力へ。分析して、結果を共有しよう。
    →2.立場がかわると、どう行動するかを、ロールプレイで体得する方法。
    →3.唯一成功している、若年犯罪者への教育である「アミティ」の例を紹介。
    →4.情報入手・その判断がむつかしいが・・・。資金の見通しがついたので、イラクへ若者を送ります。
  3. 最後に、NPJ共同代表とピ−スネット代表がそれぞれ活動の簡単な紹介、また参加者から自衛隊解体運動、有事法制反対運動などの紹介があり、それを講師が、「活動は、続けることが大切。資金の問題も重要。とにかく、少数からはじめて、希望を未来につなぎましょう」と締めくくりました。(その後、2次会。)
    • 今回、アンケート用紙をくばり、参加者の感想・意見をききました(数人から)。偶然参加したという方も多かったのですが、「話あいながらが、よかった」「深く考えるきっかけとなった」「複雑であること、壁の高さがわかった」「自身の暴力性を考えることから始める」「実際の活動をもっとききたい」など、大好評でした。
    • 会員のかたにお願いです。今回、NPJ会員の参加は1名でした。参加したくても都合で参加できない方も多いと思います。その場合、非会員でも“非暴力”に関心のありそうな方に、会員の方から、この連続講座を知らせてあげてください。今回、九州から参加された方もありますし、きっかけを必要とする人たちが大勢いると思われますので。

NPJ事務局(文責:佐藤)

△「第2回 非暴力連続講座」の報告/TOPへもどる