非暴力平和隊・日本

野田真紀インドネシアレポート:No.6

No.6 2002年6月4日

Apa Kabar? Mudah-mudahan Kalian berbahagia.

(お元気ですか? 皆様がHappyであることを願っています)

サポートグループの皆様、いかがお過ごしでしょうか? しばらくインドネシア便りを発信していませんで、申し訳ありません。5月の中旬に語学学校を終了し、その後インドネシア内を少し旅をし、6月1日より、チームに参加しました。今は、ジャカルタオフィスにて活動をしています。

5月の始めに、ジョグジャにてPBIの会議が行われました。この会議は、FACE to FACE MEETINGと呼ばれ、年に2度開かれます。これまでのプロジェクトの評価、これからのインドネシアプロジェクトについてなど1週間にわたり話し合います。PBIのプロジェクト関係者は世界各国に滞在しており、通常は、Emailや電話を通しての情報交換をしています。チームメンバー以外は、フルタイムでインドネシアプロジェクトに関係しているわけではないので、年に2回行われるこの会議は、すべてのプロジェクト関係者が面と向かって意見交換ができるチャンスとして、とても重要なものです。会議が開催された時期はまだチームメンバーとして活動を始めていなかったのですが、会議に参加することによってPBIの活動や、仕組みをよりよく理解することができました。また、新しい政策に対しての意見交換、決議に参加することもできました。

ジャカルタオフィスには現在、マリッサ(スペイン)、ナタリア(ルーメニア)、リザ(マレーシア)、メーガン(オーストラリア)、ニナ(インドネシア、彼女はアシスタント)、そして私が活動をしております。アチェチームには現在、アナ(スイス)、アネッテ(オランダ)、ソフィー(フランス)、ウリ(ドイツ)、サナ(スェーデン)、ルース(イギリス)、ポール(オーストラリア)が活動をしています。ポールは今週末で任期を終えます。今週末には、ロブ(カナダ)がジャカルタチームに参加します。

ジャカルタチームはおもにアチェチームのサポートを行っています。アチェチームが護衛的同伴を行う際には、ジャカルタチームがバックアップを行います。具体的には、アチェは通信機能が定まっていないため、何かあったときにすぐに大使館などに連絡がとりにくいので、ジャカルタチームのメンバーが大使館などに連絡をとります。また、ジャカルタチームは、国際NGO,地元NGO,や国連機関と定期的な会合を持ち、情報交換などを行っています。

毎週月曜日、チーム全体のミーティングが開かれます。このミーティングでは、これから一週間の活動の役割分担(誰がどのミーティングに行くのか、誰が会計を受け持つのか、誰が食事を作るのかなど)、またインドネシアの情勢分析、前週で起こった重要課題についての論議などを行います。ジャカルタチームのミーティングは比較的短い(4-5時間)のですが、アチェチームは時には1日中ミーティングを行うこともあるようです。

月曜日、火曜日はヴィザの更新に行ってきました。このプロセスがとても長い! ただ、ただ待たされるのみ。しかも、今はワールドカップの真っ最中のため、すべての職員はTVに釘付けです。インドネシア人は、サッカーがとても好きで、たいていの人は他の国のチームのことも良く知っています。私よりも詳しい人が多い!それはさておき、すべての職員がTVに釘付けとなってしまったため、ゲームが終了するまで、誰も仕事をしようとはしません。もちろん、私のヴィザの手続きも滞ったまま。仕方がないので、一緒にゲームを観ることにしました。2日間、ただ待たされるのみのヴィザの更新でしたが、更新が終わったときには、くたくたになってしまいました。

ジャカルタに移ってから、私のアレルギーがひどくなり、毎日くしゃみをしています。ジャカルタは、かなり大気汚染が進んでいるので、それが原因だと思います。また、かなり蚊が多く、蚊帳なしには眠れません。それに、ジョグジャよりもかなり暑く、夜はクールダウン、というわけにはいきません。クーラーはないので、扇風機が何よりの頼りですが、寝苦しいこともしばしば。星もあまり見ることはできず、残念。でも、ジャカルタは首都だけあって、何もかも揃っています。ジャカルタに移動してまだ数日ですが、色々と探索してみようと思っています。

それでは、また。

野田 真紀

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