非暴力平和隊・日本

野田真紀インドネシアレポート:No.8

No.8 2002年8月10日

Apa Kabar? Saya baik baik saja. Muda-mudahan Kalian baik baik aja.
(お元気でしょうか? 私は元気にしております。皆様も元気であることを願っております。)

すっかりご無沙汰してしまいました。アチェに来てからというもの、前回の「インドネシア便り」でお知らせしたような日々が続き、一日が過ぎるのがとても早く、気がつくともう一ヶ月以上が経ってしまいました。早いものですね。日本も梅雨が明け、夏真っ盛りなのではないでしょうか?こちらは相変わらず暑い日々が続いてますが、朝方はとても冷え込みます。寒い、と思うことなどないと思っていたのですが、扇風機も必要ないくらい涼しくなります。

先週は、ヴィザの更新のために、マレーシアのペナンに行ってきました。毎日PBIの仕事のことばかり考え、さすがに休暇が欲しい、と思っていた時だったので、ヴィザの更新も兼ねた短期間の休暇となりました。ペナンについた時は少しカルチャーショックを受けました。町はかなり欧米化されていて、アチェではお目にかかれないスターバックスなどが町にあふれ、バスに乗るときも料金が決まっているので値段交渉する必要がありません。たくさんのバックパッカーがいて、マレーシアの都市ですが、人々は英語を話します。たくさんのバーがあり、どこの店に行ってもアルコールを手に入れることができ、少し不思議な気がしました。アチェに戻ってくる前に、メダンの日本領事館の方にご挨拶に行きました。皆さんにはとてもよくして頂きました。

先月はオフィスにいることが何かと多かったので、今月からはなるべくクライアントに会いに行くようにしています。PBIインドネシアプロジェクト初の日本人ということで、クライアントから、「アジア人もPBIの一員になれるのね」とか「アジア人がきてくれて嬉しい」といった評価を受けています。どんどんクライアントに会いに行って、インドネシア語に磨きをかけないと、日頃英語でしかチームメンバーとは会話していないので、インドネシア語を忘れていってしまいます。しかし、インドネシア人(特にアチェ人)の方たちはとても暖かい人たちで、いくら私のインドネシア語がゆっくりで、分かりにくくても、私に時間を与えてくれ、理解してくれようとします。アメリカにいたときには、あまり感じ取れなかったことですね…

今アチェには、アナ(スイス人)、ソフィー(フランス人)、ルース(イギリス人)、ウリ(ドイツ人)、サナ(スウェーデン人)、ナタリア(ルーマニア人)、リザ(マレーシア人)、メーガン(オーストラリア人)、そして私の9人で活動しています。ナタリアは月曜日にジャカルタに移動します。アナは今月いっぱいで任期が切れてしまいます。一番経験豊かなアナが抜けてしまうのは痛いですね。それに、彼女は私と同じトレーニングに参加した唯一のボランティアなので、寂しくなります。ジャカルタにはロブ(カナダ人)、スチュアート(イギリス人)、リナ(スウェーデン人)がいます。ボランティアがアチェとジャカルタを行き来しており、メンバーの交代が常にあるのはかなり精神的に疲れてしまいますが、ボランティアたちはみんな良い人たちなので、生活していくこと、仕事を共にしていくことには苦労していません。しかし、9人のメンバーとミーティングをしていくのは本当に大変で、1日中ミーティングをしていることもしばしば。PBIは全員の意見が一致するまで話し合いを続ける手法をとっているので、意見の食い違いがあればとことん話し!

野田 真紀

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