非暴力連続セミナー 1月23日
マハトマ・ガンディー「近代文明」弾劾の書を読み直す
『ヒンド・スワラージ』100周年
インドに非暴力で独立をもたらしたマハトマ・ガンディー。その「ガンディー思想の精髄」とも言われる『ヒンド・スワラージ』(インドの自治)が発行されて100年になります。当時ガンディーは40歳、英国植民地化された南アフリカでのインド人への差別的待遇を改善すべく奔走しており、その交渉のための英国からの帰途、船上で書かれたものです。
この冊子は英国政府によりすぐに発禁処分となりましたが、その後インドでの第一次非協力運動のなかで公然と印刷し販売され、抵抗運動の狼煙となりインド国内に広まりました。
インドの自治(スワラージ)への道を示したこの百ページそこそこの小冊子は、時代をへて、人々に富と幸福をもたらすと信じられていた機械化文明・近代文明の負の側面があらわになってきた現代において、『文明』への弾劾の書として世界中で読まれるようになりました。この100年前に書かれた小さな本のなかには環境、政治、健康、労働、共生など現代の多くの課題の解決への道しるべが示されています。
インドのガンディー主義運動の研究を行ってきた石坂晋哉さんに、昨年11月に開かれたインド・デリーでの「ヒンド・スワラージ100周年記念国際会議」の報告をしていただき、現代インドや世界のガンディー主義者たちは「スワラージ」の名のもと、どのような活動を展開し、どのような展望を持っているのか、ざっくばらんにお話しいただき、私たちはそこから何を学び実践していけるか、語り合えたらと思っております。
『ヒンド・スワラージ』の邦訳・関連書:『真の独立への道』田中敏雄訳、岩波文庫
『ガンジー 自立の思想』田畑健編集、片山佳代子訳、地湧社
講師
石坂晋哉(京都大学 東南アジア研究所研究員)
日時
1月23日(土)18時30分〜21時00分
会場
文京シビックセンター 4階会議室B
電話 03(3812)7111
営団地下鉄丸の内線・南北線 後楽園駅 徒歩1分
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分
会場地図
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
参加費
800円
主催
非暴力平和隊・日本(NPJ)
TEL :080-6747−4157 メール:
ウェブサイト:https://np-japan.org/