非暴力平和隊・日本

非暴力平和隊・日本【お知らせ】

緊急シンポジウム
 
非軍事による平和構築の最前線
−南スーダン、シリアでのNGO活動、カトリック教会の自己改革−

 メル・ダンカン氏の話は、日本国憲法の平和主義のもとで、わたしたちはどれほど大きな非軍事の国際貢献ができるか、深い示唆を与えてくれると思われます。

 いま非軍事による平和構築の可能性を追求する動きがとりわけ2つの領域で顕著に見られます。それはNGO活動とカトリック教会を含む宗教界です。まず、2000年代始めから非軍事の平和構築の努力を続けてきた国際NGO非暴力平和隊は、いまとりわけ南スーダンとシリアで活動を展開して、非軍事の平和構築に挑戦しています。また、2016年4月11-13日にバチカンで、ローマ教皇庁・正義と平和評議会と NGOパックス・クリスティの共催で「非暴力と正義の平和──カトリックの理解と献身」という会議が開かれました。この会議が採択したアピールは、イエスの教えの中心にある戦争否定と非暴力を再確認し、「正しい戦争」(正戦論)を否定しました。これらの2つの動きは、まさに日本国憲法の平和主義と響き合うものであるといえます。バチカンの会議には日本カトリック正義と平和協議会会長の勝谷司教も参加され、アピールは「日本国憲法9条をまもるための努力」に触れています。他の宗教者たちも、同じような努力を続けています。このたび、国際 NGO非暴力平和隊の創設者であり、4月11-13日のバチカンの会議に参加した世界の非暴力運動のリーダーの1人、米国人メル・ダンカン(Mel Duncan)氏をお招きして、非軍事による平和構築の到達点、展望、今後の課題について語っていただくことにしました。

日 時 2016年7月4日(月)16:30〜18:30
会 場 立命館大学 衣笠キャンパス 恒心館730教室
出席者 基調報告:メル・ダンカン氏(国際NGO非暴力平和隊・創設者)
(英語。通訳あり)
討 論:マイケル・シーゲル氏(南山大学社会倫理研究所)
司 会:君島 東彦氏(立命館大学国際関係学部教授)
主 催 立命館大学 国際地域研究所 平和主義研究会
連絡先 立命館大学国際地域研究所事務局
電話:075-465-8244
E-mail:kokuchi@st.ritsumei.ac.jp

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