非暴力平和隊・日本

スリランカ通信(16)2004.3.7

スリランカ通信16号/選挙当日まで

2004年3月7日
大島みどり

この通信は私の個人的な感想や考えを述べたものであり、Nonviolent Peaceforceあるいは非暴力平和隊・日本の公式見解を示すものではありません。転載・転用をご希望の際は、筆者あてご連絡ください。

みなさま、こんにちは。
前々回から週に一度のお便りです。
でも次回はいつになるかわかりません!?

NPとPAFFRELのミーティングがあり、これから4月2日選挙当日(そしてその後)までの本当におおまかな予定が決まりました。が、あまりにおおまかで、ほとんど何もわかっていません。チーム・マネジャーのJanが、「キーワードは、flexibility(柔軟性)だよ」と念を押していますが、それはこれまでに体験済み。

「いい加減さ」は「良い加減」と、わたしの大好きだった野口三千三先生(野口体操「整体」ではありませんの発案者)のことばどおりに、この後3週間を、風の吹くまま、PAFFRELの導くまま、必要なところに必要なときに、はせ参じたいと思います。

というわけで、11日にマータラを出ると、現時点ではいつ戻ってこられるかわからない(最悪は4月5日か6日)ので、持参する荷物を考えると、憂鬱になります。コンピュータを持ち歩くべきかが、まず大きな問題。

お話したかもしれませんが(すみません、忘れていて)、スリランカでは、ホテルの(コロンボのハイ・クラスのホテルを除けば)部屋にも電話回線はありませんから、たとえコンピュータを持っていても、インターネット・email接続が可能かどうかは、わかりません。運がよければ、フロントで回線をつないでくれますが、請求される料金も良心的なものから、法外なものまでまちまちです。もちろん運が悪ければ、接続さえできません。でも、コンピュータ音痴のわたしでも、いまではレポート作成にコンピュータを使わずにはいられない状態です。困ったものです。

そういうわけで、みなさまに選挙監視の即時レポートがお送りできるかどうか、それは運次第だと思ってください。(もちろん時間的な余裕があるかどうかなども関わってきますが。)

それではみなさま、どうかスリランカのこれからのために、幸運を祈ってください。日本から応援に駆けつけてくださる予定の方もいらっしゃるのが、何よりの励ましです。NPとして、そして監視団のひとりとして、できる限るのことを、「いい加減、良い加減」にできたらと思います。そして最後は、スリランカの人々自身の、良心・希望・責任にお任せするのみです。

一年中常夏のスリランカですが、人々の心の中に、桜が満開になる日を望みながら…。

大島みどり

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